老後のたくわえのための銀行口座使い分け術

銀行と上手に付き合って老後のたくわえに活かす!口座使い分け術

誰しも、自分が今持っているお金を上手に運用して老後の時のたくわえとして備えておきたい、という気持ちはあることでしょう。お金を運用する方法には定期預金の他、株式や債権、為替などの投資が挙げられます。もちろんそれらを上手に活用してお金を増やすことも大切なのですが、今回は基本的なことに立ち返ってみましょう。

基本的なこととは具体的に何を指すのかというと、口座を上手く活用することです。皆さん、銀行などの機関にお金を預けていると思いますが、実はその口座の利用方法によって十年後二十年後に差が出てくるのです。銀行と上手に付き合うことで、効率よく口座を利用しましょう。

皆さんは銀行口座をいくつ持っていますか? ここで言う銀行とは都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行のほか、信用金庫や信用組合、労働組合も入ります。実店舗型の銀行だけではなく、インターネット専業銀行も含みます。口座を一つしか持っていない、または、ほとんど使っていない口座があるならば、それは「もったいない」と言えるでしょう。

基本的に口座は、最低二つは持つべきです。というのも、一つの口座だけに自分の全財産を預けているとすると、その銀行が万が一潰れてしまったらどうなるでしょうか。預けたお金は一人につき1000万円とその利息分までしか保証されておらず、それ以上は銀行の状態によるので戻ってくるかは確実ではありません。そのため、1000万円以上の資産を持っている人はまず口座を分けてこのようなリスクを分散させるべきなのです。「全財産が1000万円も無い」という方も安心はできません。銀行の経営が破綻すると、その銀行の口座は一時的に使えなくなります。つまり、持っている口座がそれしか無いと、その間お金を引い下ろせなくて困ってしまうことになるのです。

だからと言って、何個も口座を作るべきでもありません。いくつも持っていると、管理できない口座が出てくる可能性があるからです。長期間出し入れの行われていない口座は休眠口座といいますが、せっかく自分のお金を預けたまま、預けたこと自体を忘れてしまうのです。休眠口座は本人だと確認されれば払い戻してもらえますが、「たまたま通帳を見つけるまで気づかなかった」ということにならないよう、持つ口座数は三つか四つ、多くても五つ程度までにしてましょう。

複数の口座を持つべきだと書きましたが、それらの口座をやみくもに使うのは得策ではありません。賢い使い方としては、まずメインとして使う口座を決めることです。給料が振込まれる口座をメインとなる口座に指定して、そこから月々の生活費やクレジットカードの引き落としなどを行いましょう。

メインの口座を決めたら、他の口座はサブの口座とします。サブの口座にはいざという時に使うお金を入れておいたり、定期金利を利用したりと、お金を貯めておく、もしくは安全にお金を増やす口座にしておきましょう。サブで使う口座は目的に応じて、二つに分けてもいいですね。

個人的には、メインで使う口座を二つに分けてもいいと思います。どちらも支出用の口座なのですが、ひとつは生活のためのお金を入れておく口座、もうひとつは趣味や交際費など生活費とは関わりのないお金を入れておく方法です。そうしておくと、使いすぎて生活費に困ったという事態を防ぐことができます。趣味などにお金をかける人には有効的な方法でしょう。

いろいろと書きましたが、使う口座はできる限り利用し、使わない口座は解約するなどの使い分けが大切です。基本的なルールは守って、細かい部分は使いやすいように自分流に使い方を調節しましょう。